こんばんわ森下です。ゲーム制作の話が続きます。昨晩はチームメンバーが作ってくれたノベルゲームのモック画面にテンションを上げていた私ですが、今日もまた嬉しい出来事がありました。
なんと!ノベルゲームに使用するイラストをあるクリエイターさんに描いて頂けることになったのです。うわ〜っ嬉しい! テキストを作りながらも、イラスト部分をどうしようかというのはずっと悩みの種でした。私が描くという選択肢もありましたが、それはクオリティが残念なことになりそうですし(笑)、フリー素材や有料のシルエットなどの方法も考えていたのですが、結論はどの案よりも素晴らしいものになりました。
これでまたゲームの完成に必要なピースがひとつそろいました。 ワクワクが止まりません。まだ未定な部分も多いのでこれから細部を詰めて打ち合わせをしていく段階ですが、やってみたいと思っていたことが段々と形になっていくことに、胸が高鳴っています。子供の頃、テレビゲームや漫画が禁止され娯楽の少なかった僕は夢中でオリジナルの遊びを作っていました。あの日々の延長にある現在も、当時の興奮を思い出しているような気がします。
ああ、早く形にしたいな。まだまだテキスト完成までの先は長いので頑張ります。そして早くここに詳細をお伝えしたいなと思います。
さて、今夜はもうひとつ話を書きたくて。それが「好きだという言葉の力」について。
以前、私は質問箱で『フォロワーさんに知って欲しいことはなんですか』という質問に対して、その話をしました。好きだという言葉には力があると知って欲しいと。それは私が出版社で働き、様々なクリエイターさん(特に私が尊敬する”漫画家”という職業の方々)と接する中で、強く感じたことでした。
森下陽介(書籍デザイナー)@morishita_bookTwitterを始めてから、作品を作る側ではなく受け取る側としても「好きを言葉にすることの意味」を感じています。この2ヶ月ほどでどれほど私の世界が豊かになったか。 https://t.co/cDNxdLf3KP
2021/09/07 19:54:43
何かを世に生み出そうとするときに、作り手にとっては他者からの「好き」という言葉が本当に力になるのです。また経済的な意味でも、制作元が売り出すか否かの判断をする際に、それを評価したり待ちわびる「好き」の声が何よりも後押しになります。そういう意味で自分が良いと思ったり、素敵だと感じたものには躊躇せずに好きだと言葉にしてくださいと書きました。これはつまり、創作物を送り出す側の目線で書いた回答でした。
しかし最近の私は当時とは逆に創作物の受取手として、この言葉の意味を再認識しています。Twitterのアカウントを開設し、このブログを始めて約3ヶ月。自分が日々綴ってきた「好き」という言葉が、私に様々なものをもたらしてくれているのです。
具体的には作家さん達とのつながりであったり、また別の作品との出会い。そしてときには同じ価値観を持つ仲間との交流や、新しい活動の誘いなど…。自分が正直に「好き」を発信することで、少しずつ世界が色濃く豊かになっていきました。
冒頭で書いたゲームの進展もそう。自分が好きだと思うもの、作りたいと感じるもの、素敵だと思うもの。そういったものを言葉にし続けた結果が、同じ目標を持つ理解者を引き寄せ、力を貸してくださる方と私を結びつけてくれたのだと思います。
好きという言葉のパワーはすごいですね。自分はこれからも発信し続けていこうと思います。作り手としても受け手としても。両方の立場で。もっともっと多くのものを見て、吸収して。自分が死ぬまでひとつでも意味のあるものを残していきたいからこそ。
今夜はそんなことを考えました。おやすみなさい。
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