楽しい本作り生活

出版社で書籍デザイナーとして働きながら、本や漫画、映画や舞台など多くのものに元気をもらっています。このブログも訪れた方が少し元気になれるような、そんな楽しい記事を綴っています。

突然の体調不良から回復して、今週はすごく楽しく過ごしています。
また、8月に入ってからどうにも本調子ではないないような気がしていた自身の精神面や生活態度も、見違えるように改善しました。

「やらなきゃなぁ」と気になったまま面倒臭くて後回しにしていた色々な家事や手続きもバンバン片付けられるし、趣味のゲーム制作での作業速度も格段に速くなりました。勉強や読書にも身が入っているし、家族や知人とお話しする時間でも、以前よりずっと前向きな言葉が出てくるようになりました。

そんな自分の状態を感じながら、私は今「人間の性質や情熱」といったものがいかに曖昧で、あてにならないものかということを考えています。

と、いうのも。私はこれまで気持ちが晴れなかったり、ちょっとしたことで落ち込んでしまったり、やりたいことに対して思うように実行できないといった時には、それは「自分の性格に問題があるのだ」と考えることが多かったんです。

また、決めたはずの計画を挫折してしまったりすると「自分にはやる気や情熱が足りなかったんだ」と感じることも多々ありました。その度に「生まれ変わろう!もっと良い人間にならないと!」などと気合を入れていました(笑)

でも、最近はそういうことではないんじゃないか、と思います。そんな性格とかやる気なんて曖昧なものではなく、ましては「良い人間」なんて目指す必要はなくて。不自然に気分が落ち込むときにはちゃんと理由があるし、決めたことが続けられないなら必ず要因があるんだと。そう感じるようになりました。

それは例えば今回の私のように疲労の蓄積や何らかの体調不良かもしれないし、ストレスによる不調かもしれません。それらが思い当たらなければ、ホルモンバランスや自律神経の乱れによるものという可能性もあります。

ともかく、自分の状態がマイナスの方向に傾いている時は、そこには必ずなんらかの外的要因が働いているのだろうと。自分の精神面のせいにするのは、確かに簡単だしなにか解決したような気持ちにもなるんですが、実は本当の解決ではありません。このブログを読み返すたびに、私はそういうことを何度も繰り返してきたなと思うのです。


性格ややる気のせいにせず、自分の不調を敏感に察知して、的確に対処して改善する。それこそが大人としてやらなければならないことだと思います。そして、そうやって常に良い状態…とまではいかなくても少なくともマイナスではない…、「ニュートラルの状態」を維持することって、本当にすごいんだなと思うのです。

自分もそれができるようになりたいなと、考えています。




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